介護職員初任者研修の試験問題
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介護職員初任者研修の資格を取得するためには、ただ決められたカリキュラムだけ修了すれば良い訳ではありません。40時間の講義と90時間の通学による実技に加えて、修了評価のための筆記試験に合格しなければならないんですね。
つまりただ研修を受けるだけではなく、研修で学んだ内容を理解していなければならないのです。
試験に出題される内容はスクールによっても変わってくるのですが、都道府県によっても変わってきます。と言うのは、介護職員初任者研修は都道府県が中心となって実施しているものだからです。
例として、東京都の筆記試験
東京都福祉保健局のホームページを見ると、出題範囲には「項目2から項目9(1)〜(12)までの32科目」と書かれています。出題される項目、科目は、次のようになっています。
項目2.介護における尊敬の保持・自立支援→(1)人権と尊厳を支える介護(2)自立に向けた介護
項目3.介護の基本→(1)介護職の役割、専門性と多職種との連携(2)介護職の職業倫理(3)介護における安全の確保とリスクマネジメント(4)介護職の安全
項目4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携→(1)介護保険制度(2)障害者総合支援制度及びその他制度(3)医療との連携とリハビリテーション
項目5.介護におけるコミュニケーション技術→(1)介護におけるコミュニケーション(2)介護におけるチームのコミュニケーション
項目6.老化の理解→(1)老化に伴うこころとからだの変化と日常(2)高齢者と健康
項目7.認知症の理解→(1)認知症を取り巻く状況(2)医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理(3)認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活(4)家族への支援
項目8.障害の理解→(1)障害の基礎的理解(2)障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴、かかわり支援等の基礎的知識(3)家族への心理、かかわり支援の理解
項目9.こころとからだのしくみと生活支援技術→ア.基本知識の学習→(1)介護の基本的な考え方(2)介護に関するこころのしくみの基礎的理解(3)介護に関するからだのしくみの基礎的理
解 イ.生活支援技術の講義・演習→(4)生活と家事(5)快適な居住環境整備と介護(6)整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護(7)移動・移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護(8)食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護(9)入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護(10)排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護(11)睡眠に関したこころとからだのしくみと自立に向けた介護(12)死にゆく人に関したこころとからだのしくみと週末期介護 ウ.生活支援技術演習(13)介護過程の基礎的理解(14)総合生活支援技術演習
出題内容には、「東京都介護職員初任者研修事業実施要綱の『各項目の到達目標、評価、内容』内の『修了時の評価ポイント』を網羅したもの」とあります。なので基本的には研修で学んだ内容を真面目に勉強していれば合格できるレベルの試験でしょう。出題数は各科目から1題以上で32題以上、試験時間は1時間以上です。出題形式は、スクールによって選択式のところもあれば、記述式のところもあります。
ちなみに筆記試験に合格できなかったとしても、チャンスはあるようですね。スクールによって不合格の扱いは異なるのですが、ほとんどの場合今までの研修が無効になることはありません。補講を受けて、再試験を受けるところが多いようです。中には補講や再試験にも追加費用がかかるところもあるので、出来るだけ1発合格を目指したいものですね。
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