廃止された介護職員基礎研修の資格
【PR】
介護職員基礎研修はホームヘルパー2級の資格と共に2013年3月で廃止されました
ホームヘルパー2級は介護職員初任者研修に変わりましたが、介護職員基礎研修は「介護福祉士養成のための実務者研修(介護職員実務者研修)」となって存続しています。
介護職員基礎研修は
比較的新しい資格で2006年に介護職員の共通研修として創られました。基礎研修の目的は、深刻化する高齢化社会の中で必要とされる専門性の高い介護職員を育てることでした。それまでの訪問介護員養成研修に、介護職員基礎研修課程を追加することで訪問介護、施設介護、いずれにも必要な知識や技術を習得できる資格としたのです。
介護職員基礎研修の資格取得すると、介護予防を含む訪問介護事業所のサービス提供責任者となることが出来たのです。資格の位置付けは、ホームヘルパー1級と介護福祉士の中間的な資格といった感じです
基礎研修のカリキュラムはこんなのだった
(1)生活支援の理念と介護における尊厳の理解30時間
(2)高齢者、障がい者等が活用する制度及びサービスの理解30時間
(3)高齢者、障がい者等の疾病、障がい者に関する理解30時間
(4)認知症の理解30時間
(5)介護におけるコミュニケーションと介護技術90時間
(6)生活支援と家事援助技術30時
(7)医療及び看護を提供する者との連携30時間
(8)介護における社会福祉援助技術30時間
(9)生活支援のためのアセスメントと評価30時間
(10)介護職員の倫理と職務30時間
(1)事前演習8時間
(2)実習125時間
(3)事後演習8時間合計500時間
1級、2級課程修了者、介護業務の現任者などは介護職員基礎研修の科目の一部が免除で、次のような時間で修了できました。
介護などの実務経験が1年以上の場合
(従事期間が365日以上で就労日数が180日以上)1級課程修了者は60時間、2級課程修了者は150時間(介護技術講習会修了者は120時間)、その他の者は300時間(介護技術講習会修了者は270時間)となります。
介護などの実務経験が1年未満の場合
1級課程修了者は200時間、2級課程修了者は350時間、その他の者は500時間となります。このカリュラムは、大体3年以内に修了します
介護職員基礎研修の資格廃止による変化
介護職員基礎研修が2013年3月で廃止されたことによって、一体何が変わったのでしょうか?
介護職員基礎研修の資格は、ホームヘルパー1級の資格と一本化されて介護職員実務者研修の資格に生まれ変わりました。これによって今までの分かりにくい介護関連の資格の役割が、シンプルで分かりやすくなりました。
介護資格がシンプルな方が、学習の目的もはっきりしやすくなりますよね(^0^)
今後の深刻化していく高齢化社会に対応するために
今までのような「少しでも、介護に関する知識や技術を持っていれば良い。」という介護師では通用しません。いかに質が高く安定した介護サービスを提供できるかが大切。そのためには無駄がなく、学習の目的がはっきりとした介護の資格制度は必要ですね
ちなみに、今までは介護職員基礎研修、ホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、どの資格からも介護福祉士を目指すことが出来ました。それが今現在は
介護職員初任者研修
↓
介護職員実務者研修(旧:介護職員基礎研修)
↓
介護福祉士
↓
認定介護福祉士
の順序でキャリアアップするように決められています
介護職員実務者研修とはどのような資格なの?
実務者研修の資格は、介護福祉士を目指すためのステップアップとして、介護に必要な知識や技術を学べる資格。幅広い利用者に対して、基本的な介護を提供する能力を養うことができ、介護職員初任者研修よりも専門的な内容を勉強することが出来ます
実務者研修の資格取得すると、介護サービス提供責任者として勤務できるのでより深い業務に携わることも出来ます。もちろん、「責任者」と言うからには、職場によっては給料アップも期待できます。
また2016年1月の介護福祉士国家試験からは、3年の実務経験だけでなく介護職員実務者研修の修了が必須となります。この研修の時間は450時間です。ただホームヘルパー1級なら95時間、ホームヘルパー2級なら320時間、ホームヘルパー3級なら430時間、介護職員基礎研修なら50時間と、持っている資格によって実務者研修の必要時間が一部免除になります
介護職員実務者研修修了者に関しては、介護福祉士の国家試験で実技試験が免除になるようです。
実務者研修の資格取得なら
「せっかく介護の仕事を携わるなら、より専門的な知識や技術を身に付けて、幅広い業務をしたい」と思うなら介護職員基礎研修の存続の実務者研修を取得すると良いかと思います。
最初にやる事として一括資料請求で、お住まいの地域のスクール・講座の資料を一覧で簡単に比較・取り寄せすることを推奨です。もちろん利用は無料ですので、少しでも費用を安くしたい!条件が良いところで受講したい!という方は、ぜひ利用してみて下さい
▼まず実務者研修無料の資料請求▼